世界が雨に啼く音

I CAN'Tで語る言葉たち…   

カセットテープが好きだった

デザインがいい

 

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20歳くらいまで結構このんで愛用してた

写真を見ると相当古い物があるけどコレはもらったり中古で買ったりして手に入れた物

Lo-D(日立)と書いてあるものは70年代前半のものらしいのでコレ売ってる時代に生きてた人はアラシク?60代近いんじゃないだろうか

右上のソニーの、ガロ(70年代の人気バンド)と書いてあるボロイやつも70年代のカセットテープ

 

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なんか古風だけどバラエティ豊かないろんなデザイン、見てるとワクワクしてくると思う

いまはCDR DVDR ブルーレイが主流だけどデザインもクソもない

コスト削減の時代、デザインなんか完全に捨ててるメディアしかない

MDの時代ならまだデザインに凝ってた物もあったけど…

この写真の左下のマクセルのカセットテープ、メタルポジションというカセットテープの世界で最高品質のグレードで60分だと700円くらいする高級品だった

(らしい、幼少期は売ってたけど違いとか分からなかったので値段気にしたことがない)

 

種類めっちゃある

ノーマルポジション、ハイポジション、メタルポジションの三種類もあったのだが

安いラジカセならノーマルの選択肢で充分

ポジションの違いは大まかにいうとヒスノイズと音質がグレードが上がると良くなる意味だが、デッキが安いとハイポジを使ってもノーマルのレベルでしか録音再生ができないシステムになってる

ちょっと高いラジカセとかは対応ポジションが書いてあったりして、もうちょっと高いとメタルも使える旨が書かれていた

 

ひとつのメディアに3種類(噂ではあと数種類あるらしい)もグレードがあってデザインも豊かとかメンドクセーという思いが逆にオタク心をくすぐると思う

 

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音質は?

ぶっちゃけ、デジタルには到底かなわない

mp3 320Kbpsとかそんな数値をよく目にすると思うけど

アナログメディアにはビットレートという概念がなく極端に言うと生楽器と同じ性質の周波数で再生されている

繰り返し聞けばテープは磨耗していつか消える、楽器も同じ

何度も演奏すればいつかは壊れて消えるときがくる

カセットテープはテープにヘッドを押し付けて記録された情報を再生しているがCD再生した音とか音楽ファイルはメディアに接触点がないので音は一切変わらない

傷がついたりして読み込めなくなる時まで半永久的に全く同じ音が出る

テープをヘッドに押し付けるのでサーっという薄いノイズが発生しているのと、アナログメディアにビットレートが存在しないことで

昔は今みたいな大きな音で録音されることはめったになく(鼓膜破りのバンドの新星だったザ・フーとかは別)よほどじゃないと限界は来たりしない

超爆音で録音したときデジタルでは割れる部分がボーンという歪みが生じる

音の大きさの限界と範囲はわりと狭い、もっと大きな音で録音したいと思ってもゆがんでしまう

その音質がぬくもりがある、と捉えて愛好家が多いそうな

 

ほぼ絶滅した

2015年ごろまでダイソーハイポジのカセットテープが投売りされてた

ネジがなくてデザインも近未来的になってきてた

このあたりの時代でカセットテープの生産を大手メーカーはやめたのでいまは低品質の年配方用(と思われる)カセットテープを細々と生産してる会社が数える程度存在してる

マクセル、ソニーTDK、AXIA、ナショナル、コニカDENON、フジフィルム、日立、パナソニック

いったいいくつメーカーがあったのというくらい今じゃ考えられない種類のメーカーが販売してた

 

(株式会社磁気研究所

http://www.mag-labo.com/?cat=80

録音メディアを生産してる会社のようで、家電量販店に行くと売っているがココの物しかほとんど見なくなった

この会社のページのリストにもあるが、個人的に使えると思うのは120分テープ

120分間再生されてガチャっと止まる録音メディアってないからね

iPodiPhoneスマホなんかはそれ以上の実質無限時間再生できることはできるけど

A面B面2時間再生して完結できる自分だけのオリジナルアルバム、という概念で考えると長い時間聞くならカセットテープの120分以上はないと思う

以前は150分、170分という分数もあったけどテープの厚みがあまりにも薄く、20回前後の再生で磨耗するためデッキのピンチローラーが空転して絡まってしまう

薄くする理由は150分だと右側に巻き取ったテープ、左側に巻き取ったテープが中間地点の75分でぶつかってしまうのを防止するため

90分以上の長さはテープを薄くしないと構造上そういうことになる

 

 

匂いと色

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そんなこと気にしてた人はあんまりいないと思うけど色が微妙に時代ごとに違っていて面白い

古いテープはまっ茶色が多くて、というか当時の素材的に茶色しかなかったのかな?

時代があたらしくなると段々黒になっていく

なんと匂いまである

sonyは砂場にぬらした手を突っ込んで嗅いだような埃のような感じ

テープをギューっと伸ばすとサラサラサラっと磁性体の粉末が落ちる

TDKもそれに近い匂いだけど伸ばしてもsonyみたいに粉末が落ちない、作り方が違うのだろうか

幼稚園頃匂いだけでメーカーがだいたいわかったくらい好きだったけどさすがに今は匂いまでは忘れてしまった

でも確かにメーカーによって匂いが全然違う、That'sもかなり特徴的な匂いだった気がした

That'sは窓が三角形になっててオシャレなデザインだった

 

 

市販曲入り音楽テープが異常に音質がいい

今はどうかわからないけどCDショップなどで演歌のシングルカセットテープ、演歌のアルバムカセットテープが売っていた

多分、年配にも需要あるしまだ売ってると思うけど昔からCDと同じ列で売られている曲入りカセットテープの音質が異常によくてCDとほとんど変わらない

いったいどんな特注品のテープを使っているんだと思っていたけどどうやら市販曲入り音楽テープはほとんどがノーマルポジション(最低ランク)らしい

上で書いた「種類めっちゃある」のところのノーマル、ハイ、メタルの中で一番グレード低いテープ

最近それを知って、肝心なのは見た目じゃなくて質なんだなと思った

いい機材でいい環境でいい調整で録音すれば性能を限界まで引き出せる

それはいろんなことに言える気がした

ヤンキーみたいな外見してる男がおばあさんに電車で席譲ったり翼を傷めた小鳥を保護する優しい性格だった

そんな例えだ

 

 

音楽を再生する環境は

オープンリールからカセットテープ、そしてMDからCDR(コンパクトディスク)音楽ファイルと再生環境がどんどん変化して今はそこで停止してる

ビデオテープもベータだとかあって最終的にブルーレイ、mp4、aviになった

この先音楽と映像で、再生メディアはあと一回くらい変わる気がする

CDの話だと2018年現在究極的に売れない、あっても邪魔、音も過激を求めすぎてキツイなどの理由で買う価値のない物になってしまった

AなんとかBは特典をつけて無理やりに売る作戦でまた無理やりランキング上位に載ったり、そうまでしないと人の目にもつかない有様

オリコンランキングなんていうのがあるが10位で数千枚のレベルだ…90年代は10万枚売れても20位前後とかザラだったのでは?

だからCDからPCにインポートしてファイルとして聞くのが主流になっている

PCの中でファイルクリックして再生するのが普通なのであまり想像はできないけれどなんかしらもうワンステップ次があるような気がしている