世界が雨に啼く音

I CAN'Tで語る言葉たち…   

AKG K240 studioのヘッドフォンを買った

かなり評判がいい「モニターヘッドフォン」だがちょっと気になる部分もある

最高音質とか言ってる人もいるけど、ちゃんと音にこだわってるか…??

 

一番最初に言うけど

 

このヘッドフォンは高評価レビュー見て

いきなり買うのはやめた方がいい

 

買う前に視聴できる店があるなら絶対視聴してから買ったほうがいい、絶対に

 

なぜなのかは下に詳しく感じたことを書いたので読んでほしい

 

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サウンドハウスで6350円だった。ネット内で一番安い

高いサイトと比べると4000円くらい違う、超お得感
サウンドハウスはどれもこれも限界まで安く売っているので何かほしい時はまずサウンドハウスで探している

 

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いままではsony MDR-NC50を使用していた
結構長い間使っていたので年期が入っていた。購入価格は2万5000円くらいだと思った
とっくに廃盤になっている
MDR-NC50はノイズキャセリングシステムが電池を使用することでONにできるが
これは不要だったので電池を入れたことは無い
ついでにボカロ始めるより前に使ってたパイオニアSE-M390も追加で比較

 

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自分で言うのもナンだけど、視力と聴覚は異常にいいので音質を少しだけ語りたい
と言っても散々ネットでは評価されてレビューもされているけど個人的に感じたことを言いたい
音の標準という概念が時代によって変化するし、あまりにも曖昧なので標準というのは無いと思って、とりあえず

 

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(ココから言いたい放題レビュー)

ごく最近のダンス系の電子音バリバリの曲とシンプルなピアノ曲
90年代のダンス系とバラード系バンド系
自分の楽曲
音圧が重視される時代の曲と重視されてない時代の曲の正反対のジャンルそれぞれ
これらを聞き比べる

かなり適当な感じだけどどんな音か簡単なイコライザ風イメージ図も書いてみた

 


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イオニアSE-M390
6000円くらいだったと思う、年式は多分10年くらい前
値段のわりにかなりいい音、低音もうるさくない程度にちゃんと出ていて主張しすぎない音質
モニターとしてもじゅうぶんすぎる性能だが、高音域が強すぎる
ボーカルのサ行、ハイハットシンバル系などは少し突き刺さるのでボリュームに要注意のヘッドフォン
ジャンルとボリュームによっては耳痛めそう
装着感はすっぽり耳を覆って少し余裕があるくらいパッドが大きい

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こんな感じ、高音がグンっと上がってるイメージ
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sony MDR-NC50
2万5000円くらい 2000年初頭、15年くらい前のヘッドフォン
MDR-NC50は低音が若干弱いけど低音部分のアタックがよく聞こえる、鳴りがいい、密度が多いと言った方がいいのか
低音域から中音域にさしかかるあたりまでが少し弱く、高音域は少しだけ出ていると言った感じだった
キンキンした曲を聴いてもそこまで耳に刺さらないタイプでわりと好きな音質
高いからいいってモノじゃないけど低~中音域辺りまでが少し弱いから逆に音がクリアに聞こえていた
装着感はパッドが少し小さめで自分は普通くらいの耳の大きさだけどほんのもう少し大きい方がいいような気がした

ソニーのヘッドフォンの特徴

使っているとヘッドフォンの皮という皮がボッロボロになって限界を迎える

限界が来たらガムテとかで剥がしてしまったほうがいいと思う…(少しダサくなるけど)

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低音が下がってるがかなりいい感じのバランス
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AKG K240studio
6350円
80年代中期くらいから海外のほとんどのスタジオで使われ始めた世界でフラットな音と呼ばれるヘッドフォン(らしい)
we are the world」でスティービーワンダーやマイケルジャクソンや伝説的なシンガーたちが着用してる映像がyoutubeで見れる
セミオープンというタイプで通気性がいいけど音漏れが激しい
数年前から加工場所が中国になったらしいが80年代から音は変わらないそうだ
なぜかどこを見ても絶大な支持をされて最高だと言われているのだが…問題点もあるように感じた
K240studioは低音域が前者に比べてそこそこ持ち上がっている、さらに中音域はMDR-NC50の1.5倍くらいはあるんじゃないだろうか…
中音域が強く出すぎる、別の言い方をすればマイルド、ぬくもりがある、丸みを帯びていると言えば分かりやすいかな
高音域に関してはMDR-NC50より少しだけ下がってる感じ
でもウィンドチャイムとかベル系のシンセなんかも聞こえるので問題ない
しかし音の細部にこだわってミリ単位の調整をしたいと思ったとき中音域のでっぱりがやや邪魔になってやりにくいような気がするんだ
またはMDR-NC50の音に慣れていたからそう感じるだけで、このモコモコした音がフラットに感じてくるのか
まして最近の音楽の音の傾向はとにかくドカドカと鼓膜を震わせるような低音の強い曲が多いので少し時代には合わないか?
第一印象はそう感じた
このヘッドフォンを買ってしばらく使っていたけどやっぱやりづらいわ…という人は絶対いる
その”しばらく”には到達してないのでまだあくまで第一印象
装着感は、パッドの大きさはちょうどよくて心地いいがかぶった時頭に押し付けて天面の二本のワイヤーで自動調整する仕組みだが
勝手に戻るようにパッド側面についているゴムのようなヒモの強さがあまりよくない、若干強すぎて髪が耳に被っている人は戻ろうとする力で上に引っ張られ、髪がパッドを滑っていくような感じになる
このゴムを切ったらガバガバになるだろうし、はじめから深めにグッとかぶっておかないとズレてくる

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極端に言うとこんな感じ、フラットというならもう少し中音域を手加減してほしかった
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90年代は音圧を上げましょうという概念がなくかなり音質がよかった時代だと思ってる
今に比べると低音域はかなり薄いけど圧迫感がないゴチャゴチャしない音が主流だった
当時の音源の華原朋美 I BELIEVE、SPEED white loveなどを聞いた
white loveの永遠に輝き続けるの「い~」のあたりがK240studioのほうが強く感じる


エージング
エージングなどという話もあるけど個人的にエージングは無意味だと思っている
このヘッドフォンは中国産だが、部品に関してはおそらく向こうから送られてくる正規品を組み立てたりするのが中国というだけで
中国で1から作っているわけではないと思う
そもそも出荷時でベストな音が出てないとメーカーの信頼を損ねるでしょう
エージングすると音がよくなるというのは、長時間の振動で部品が劣化して悪くなった音をそう捉えてるだけなんじゃないかと思う
長時間鳴らしていれば悪くなるのは必然的であって車も長時間乗って10万キロ前後になって調子よくなったと言うのは違うだろう
エージングをするくらいならたくさんそのヘッドフォンで音楽を聞いて感覚をなじませるほうがよほどいい


フラットな音とは?
これはおそらく世界中の誰もが一生追い続ける課題に違いない
十人十色という言葉があるように人間の聴覚(音をとらえる境界線も)も同じ人なんていない
何をいつの時代をどの音を基準にフラットといえばいいのかが問題
音の厄介な部分は目に見えないこと、絵よりも難易度は高い、あてに出来るものが何もない本当のゼロ地点が音という存在
また、慣れてくると違和感が消えてくるので本当に人の感覚というのは曖昧
それで問題になるのは誰かに曲を提供して自分でベストだと思った音を気に入らないと言われて直してくれと言われること
そして、どういう音にしてほしいのだ?という問いに具体的にはわからないというケースは音楽家泣かせだと思う
ずいぶん前に歌い手のミックスを依頼されたときこんなに苦労するとは思わなかった
相手の環境も感覚も全く違う、自分の感覚も環境も違う、なので既存曲を聴き比べて音の位置を探すリファレンスというものに頼るしかないのだが
世界でフラットだからみんなコレを持っているという状況ならまだやりやすいように思える
曖昧なものを曖昧なものに頼ってみても曖昧な答えにしかならない
確かにボンボン響くようなヘッドフォンはフラットではない、キンキン突き刺さりすぎてもフラットではないだろうけど
その一番いい場所のフラットとは一体どこを指すのだろう


K240studio、これは本当にフラットな音なんだろうか…?しばらくこの音に慣れてみて
感覚をこのヘッドフォンに落ち着いたらどうなるのか試したい