世界が雨に啼く音

I CAN'Tで語る言葉たち…   

おばあちゃん家のポルターガイスト

前述のようにわたしには子どもの頃の記憶があまりないのだが、その中でも強烈な不思議体験を綴ろうと思う

わたしが5歳くらいの頃おばあちゃん家で短期間に不思議な体験を2回した

わたしは幼稚園児の頃、おばあちゃん家に住んでいた

いま思えば家庭の事情があったのかなと思う

まず、おばあちゃん家は門から見るとLの字が上下逆さまになった形をした家で、正面には盆栽や花などがたくさん栽培されていた

逆Lの字の右奥に玄関があり、入って正面にはテレビ、こたつ、その奥の通路に進むと台所

台所を前にして左に曲がると左側は壁、右側におばあちゃんの部屋、その隣にもう一つ部屋があり、風呂場、トイレの順に並んでいた

テレビの部屋の向かいはおじいちゃんの遺影が飾られたタンスやお雛様を出していた部屋、そして門から見て逆Lの字の正面が寝室になっている

まあ、間取りはそのような感じで、わたしは小さい頃から一人でいることが好きで

おばあちゃんの家に来るとその寝室に一人で父の古いカセットテープの音楽を聞くのが好きだった

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いつの出来事かは明確にはわからないが、夕食を食べ終えて寝室で静かな音で音楽を聴いたりおもちゃで遊んでいた時の事

扉が突然バタン!と勢いよく閉まった

驚いて辺りを見渡すと部屋の電気が消えそうにチカチカと点滅し始めた

恐怖で泣きじゃくり、部屋を出ようとしたらなんと部屋の中に嵐が来たのだ…

天井に黒い雲が立ち込めて、イナズマが物凄い音で轟き、大雨が部屋の中を叩きつけた

もう大パニックである

一刻も早く部屋を出ようとするのにドアが開かなくて、叩いても盆栽越しの向こうで

テレビを見ているおばあちゃんや両親には全く聞こえていない

そして、15秒か30秒か…そのくらいの時間経過に、ふとした瞬間無音になり嵐が突然止まった

ドアがキィ…と開いた

カーペットも濡れてないし、完全に何もなかった

号泣しながら母親の元に駆け寄ってしばらくパニックを起こしていた

ポルターガイストとしか言いようがない現象だ…

その日の夜から午前2時に毎日起きるようになってしまった

なぜか1:59くらいの時間で、目覚めると小さな時計から

午前2時に流れるイングランド民謡の「green sleeves」が聞こえてくる

その曲を聴き終えると意識がなくなり、朝になっている

一体何を意味しているのか…霊が何かを教えたがっているのだろうか?

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【左足がペシャンコ】

それから少し経った頃、まだおばあちゃん家に住んでいたが

日曜日に家族で出かけようとし、父親のセドリックワゴンの助手席に一足早く乗り込んだのだが

車のドアに手を掛けるとバン!と勝手に閉まったが、まだ左足が車に乗っていないのだ!

足元を見るとドアが完全に閉まっているのに対して左足はペシャンコになって外に出ている

「ヤバイ!はさまった!折れた!」

と思って急いでドアを開けると左足は何ともなっていなかった

わたしは霊体験を全くしたことがないし見たこともないのにおばあちゃん家がその頃から怖くて仕方なかった

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